日々の徒然

ごはんと旅と、本と犬と。現在バンコク在住。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

リドシアター最終日

チケットカウンターには、開店前から列ができていた。 その列を、チケットを求める人を、映画館を惜しむ人を撮りに、テレビカメラも来ていた。 3スクリーンあるけれど、最終上映は20:45からの「坂道のアポロン」。 最終日の今日が、初日の映画。 一日しか。…

BTSの優先マーク

日本にもある電車の優先席。 体の不自由な方や妊娠中の方云々と車内でよく放送しているけれど、シルバーシートという名前のせいかどうしても“お年寄りの席”感を感じてしまう。 ところ変わってバンコク。 何度も乗っているBTSに、お坊さん優先マークを発見。 …

リドシアター

BTSサイアムのすぐそばにあるリドシアター。 ここで映画観たいな、と思いつつもタイミングが合わず今まで来てしまっているけど、古き良き映画館、て感じの趣きで、いつも横浜のジャック&ベティを思い出す。そんな感じ。 とは言っても、初めてここに来た1年前…

塩田武士『騙し絵の牙』KADOKAWA

出だしから出てくるいくつもの名前を最初は覚えられず、何度かページを戻りながら読んだ。元々登場人物の名前を複数覚えるのが苦手なせいだけれど。 けれど文字を追ううちにいつの間にかそんなことも忘れ、物語と現実が混ざりあっていく。 歩く度に足元の砂…

ベンジャシリ公園

曇っていて珍しく涼しめだったのでBTSプロンポン隣のベンジャシリ公園へ。 いつも気にはなっていたものの、暑いし蚊とかの虫は気になるしで遠目から見るだけだった都会のオアシス。 できることならピクニックやベンチで読書、とかしたかったので散歩がてら初…

工藤ノリコ『ノラネコぐんだん アイスのくに』白泉社

まずかわいい。表紙を見た瞬間に。ページを開いた瞬間になによりもそこにまず、心がときめく。 絵本とは子供のもの。それはもちろんそうだけれど、その水彩のようなやさしい色づかい、コミカルなキャラクターには、もうとっくに子供時代を卒業している身でも…

宮下奈都『とりあえずウミガメのスープを仕込もう。』扶桑社

ゆっくりと木洩れ日の下で歩いているような本。生きていくこと。暮らしていくこと。それらが詰まった、宝物のような本だった。 ひと口ひと口が、料理のひと品ひと品が、今の自分を作り上げていく。手をかけ、命をいただくこと。使う鍋ひとつにも、それを食べ…

瀬尾幸子『うれしい副菜』新星出版社

1冊、自分の横にあるだけですごく安心できる本。 パラパラめくるだけで「これ食べたいなあ」ってメニューがいくつもビジュアルで飛び込んできて、作り方の手順も大体3~4手順でできる。材料も難しくない。お料理慣れしている人にはきっと、当たり前に思いつく…

フジスーパー・グルマ・ヴィラ比較

こどもの日。日系スーパーのフジスーパーには鯉のぼりが揺れる。 柏餅も節分も年越しそばも、フジが置いてくれるのを見て思い出す。 日本人が多いエリアにいるので、狭い範囲にフジスーパーは4店舗。 それプラス、自分がよく行くのはエンポリ、エムクオーテ…

映画鑑賞の楽しみ

映画を観るときの楽しみは、実は本編が始まる前にある。 大量のCMや映画予告も面白いけど、それと本編の間の国王賛歌。 いつも自分はそれを楽しみに待っている。 タイでは本編前に流れる国王賛歌の間は全員起立。 その歌の間の映像が、映画館(多分)や時期に…

映画鑑賞のすすめ

言葉が分からないから映画も観れない。 …そんなことなかった。 タイ語も英語も分からなくても、日本映画がかかる時に観に行けばいいのだ。 念のためオリジナルサウンドトラックかどうかは気にしなきゃいけないけど(吹替だと…( ´_ゝ`)うん。ね。。意味ない…)…

伊坂幸太郎『AX』角川書店

家庭での暮らしと殺人稼業。どちらにも非日常性や優位性を感じることなく並列で続いていく日々。読み進めるとそれは、とても新鮮な気持ちですとんと自分の中に落ちてくる。これまでの自分の価値観を、ものともしない文章に乗せて。 守るべきものはなにか。一…