日々の徒然

ごはんと旅と、本と犬と。現在バンコク在住。

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

朱野帰子『対岸の家事』講談社

この著者の、いつものようにとても読みやすい、入りやすい軽快な文章。 なのに読んでいてどんどん胸が苦しくなる、目の離せない迫りくる日常。誰も間違っていない、だけど誰も逃げ出せない日常。 世界は大きく開けているはずなのに一歩も前に踏み出せないそ…

大森裕子『パンのずかん』白泉社

写真のようなリアルさ。けれどイラストだからこその温かさ、かわいさ、本物ぽさ…。むずかしい理由付けせずとも、感覚的な「好き!」がぎゅっと詰まっている一冊。 よくあるものからちょっと珍しいものまで、たくさんの種類のパンを「まるいパン」などの今までな…