日々の徒然

ごはんと旅と、本と犬と。現在バンコク在住。

2018-05-10から1日間の記事一覧

工藤ノリコ『ノラネコぐんだん アイスのくに』白泉社

まずかわいい。表紙を見た瞬間に。ページを開いた瞬間になによりもそこにまず、心がときめく。 絵本とは子供のもの。それはもちろんそうだけれど、その水彩のようなやさしい色づかい、コミカルなキャラクターには、もうとっくに子供時代を卒業している身でも…

宮下奈都『とりあえずウミガメのスープを仕込もう。』扶桑社

ゆっくりと木洩れ日の下で歩いているような本。生きていくこと。暮らしていくこと。それらが詰まった、宝物のような本だった。 ひと口ひと口が、料理のひと品ひと品が、今の自分を作り上げていく。手をかけ、命をいただくこと。使う鍋ひとつにも、それを食べ…