日々の徒然

ごはんと旅と、本と犬と。現在バンコク在住。

宿野かほる『ルビンの壺が割れた』新潮社

壮年の男女が、FBのメッセージで会話を交わしていく

その会話によって、過去の物語が解き明かされていく。

 

それぞれの目線での会話以外、実際の動きの描写は全くないので

それぞれの人物からどう見えていたか、ということしか書かれていない。

真実が少しずつ見え、少しずつ自分の中に様々な感情が広がってくるのが、

読んでいて興味深かった。

 

宿野かほる『ルビンの壺が割れた』新潮社

978-4-10-351161-8